顧客はカスタマーエクスペリエンス (CX) が良好なとき、リピーターとなり、ポジティブに評価する傾向があります。良好な CX のメリットには、他にもロイヤリティや顧客満足度の向上、顧客のお勧めなどの口コミによる市場評価の向上などがあります。
しかし、「良好な」カスタマーエクスペリエンスの定義は何でしょうか。良好なカスタマーエクスペリエンスは、ブランドとの間に良好な関係が築けたということだけを意味するわけではありません。顧客は通常、問題の解決といった成果を期待して企業に接触します。したがって、ポジティブなカスタマーエクスペリエンスは、そのような期待に応え、望ましい成果を得られることを意味します。逆に、期待に応えられなかった場合は、成果が得られなかったか、何らかの理由でカスタマーエクスペリエンスが成功しなかったということであり、顧客はネガティブなカスタマーエクスペリエンスを抱えたまま、そのブランドから離れていく傾向があります。