ガントチャートとは?

ガントチャートは、プロジェクト計画を時間軸で視覚化する一般的なソリューションで、どの作業が、いつ、誰によって完了する予定なのかを示したものです。

ガントチャートを正しく使えば、現在のプロジェクトの状況や完成までに何が残っているかが一目瞭然になります。例えば、プロジェクトのサブタスクに関連する情報、各タスクの開始日と終了日、各タスクの推定所要時間、各タスクを完了させるチームとチームメンバー、タスク間の依存関係とそれらがプロジェクト全体をどのようにサポートするか、会議や承認のスケジュール、プロジェクトの最初から最後までのスケジュールの全体像などが明確に示されます。

ガントチャートは、決められた期限までにプロジェクトを成功させるために、何をすべきかを正確に伝えるためのものです。したがって、プロジェクト管理において、戦略的目標に向けてチームやリソースを調整するために広く使用されています。

現代のガントチャートは、1990 年代にはすでに各業界で定着していましたが、その起源は 19 世紀後半にまでさかのぼります。1896 年、ポーランド人エンジニアのカロル・アダミエツキは、後にガントチャートと呼ばれるものとして知られる最初のバージョン、「ハーモノグラム」を作成しました。同じ頃、アメリカの機械技師ヘンリー・ガントは、生産現場での作業を整理するため、同様のアイデアを思いついていました。

1923 年、コンサルティングエンジニアのヘンリー・ウォレス・クラークが、著書『The Gantt Chart; a Working Tool of Management』の中で、ガントチャートの構造や使い方、利点を説明しました。クラークがガントチャートという言葉を生み出し、現代のマネジメント用語として定着させました。また、最初のガントチャートは手書きだったため、1950 年代に進展した製造工程の複雑化には対応できませんでしたが、やがてコンピューターソフトウェアの登場によって、ガントチャートは再びその役割を果たすようになりました。

今日、ガントチャートは、世界で最もよく使われている計画立案とチャート化の手法の 1 つです。

適切な IT フレームワークを使用すれば、効果的なコラボレーションと監視が可能になります。そのため、結果的に多くの企業が ITSM/ITIL と DevOps のいずれかを支持しています。しかし、どちらか一方のアプローチに固執するのは問題です。

ITSM/ITIL と DevOps は、一方を用いるともう 1 つは使えないものではなく、それぞれの目的や機能があります。ここでは、個々の目的と機能の定義と、相互の関連性について説明します。

包括的なプロジェクトを計画する

ガントチャートでは、プロジェクトの期間、タスクの順番、責任、必要なリソースなど、プロジェクトの全体像を関係者全員が視覚的に確認できます。これにより、プロジェクトを準備する計画段階が大幅に簡素化され、プロジェクト開始までの作業を包括的かつ大局的に捉えることができます。
ガントチャート使用例の図

適切に実行するために大規模なプロジェクトを整理

チームや部門全体を巻き込み、複数の成果物がある大規模なプロジェクトは、扱いにくく、管理が難しいものです。ガントチャートを使えば、大規模なプロジェクトを管理しやすいように小さなタスクに分割することができ、非常に複雑なプロジェクトであっても効果的に実行できます。

タスク間のチームコラボレーションを促進

複雑なプロジェクトを構想から完了まで導くためには、チームメンバーが効果的にコミュニケーションをとり、協力することが必要です。ガントチャートは、チームメンバーに透明性を提供し、どのようなタスクが残っていて、誰がそれを完了するために割り当てられているかを明確に示します。現在の目的、次のステップ、タスクの依存関係、そしてプロジェクトの遅延や、プロジェクトを遅らせるその他の問題を明確に把握することで、チームは労力を調整でき、重要なステップを誤って行わなかったり、重複した作業をしたりすることをなくすことができます。

作業負荷とスケジュールを予測する

プロジェクト管理にはさまざまな変動要素があるため、必要な労力と時間を正確に判断するのが難しいことがあります。ガントチャートは、作業量とスケジュールを予測する効果的なアプローチであり、期日の設定、予算の作成、リソースの割り当てに使用できる信頼性の高い予測を立てることが可能になります。

ガントチャートは、知らない人には敷居が高いと思われるかもしれません。しかし、実際のところ、ガントチャートは使いやすくできています。ちょっとした指導を受ければ、誰でもガントチャートを一目で読みこなせるようになります。そのためには、ガントチャートのさまざまな要素を認識するとともに、それらがどのように連携してプロジェクトの状況や次のステップを正確に示しているのかを理解する必要があります。

ガントチャートの主な要素は以下の通りです。

タスクリスト

タスクリストは、図の左側に縦に並んでいます。このリストには、プロジェクト内の各タスクが記入されており、大きなタスクはサブタスクに分割されています。これらのタスクが、部門や稼働段階ごとにグループ化されていることもあります。

タイムライン

タイムラインは、図の上部に横に表示され、プロジェクトの予測期間を詳細に示したものです。これは、日、週、月、などに区分されています。タイムラインには、プロジェクトの開始予定日と終了予定日、個々のタスクやサブタスクの開始日が含まれます。

マイルストーン

承認、決定、成果物などの大きなイベントは、チャート内でハイライトされ、チームが重要な日付や目標に集中できるようになっています。

依存関係

多くの場合、必須のタスクは、前のタスクが完了していなければ実行できません。このような依存関係は、ガントチャートの中で示され、依存するタスクをつなぐ線で表されます。

ラグタイム / リードタイム

ラグタイムとリードタイムは、タスク間の時間の長さを詳細に表す、ガントチャートの 2 つの要素です。ラグタイムは、前のタスクが終了してから後のタスクが始まるまでの時間の長さを表します。リードタイムは、前のタスクが終わる前に次のタスクを開始できる時間の長さです。

クリティカルパス

クリティカルパスとは、プロジェクトを期日までに完了させるために、期限までに完了させなければならない一連のタスクの最長経路のことです。

リソース

リソースセクションには、特定のタスクを遂行するために割り当てられた個人やチームを表示します。また、リソースフィールドに、機器リソースや、補給品などの消耗品リソースを含めることもあります。

高度な IT 管理テクノロジーを採用し、受賞歴のある Now Platform をベースに構築された ServiceNow ITBM ソリューションは、企業がプロジェクトを指揮して高いビジネス価値を達成できるツールとリソースを備えています。その中心となるのが、計画立案コンソールに搭載されている ServiceNow ITBM ガントチャート機能です。

ServiceNow は従来のガントチャートをより使いやすくしました。ガントチャートを色分けして、個々のタスクのステータスと、どの程度完了しているかを簡単かつ分かりやすく表示します。タスクの横に表示されるアイコンは、各アイテムがどのフェーズに属しているかを示し、トグルスイッチでクリティカルパスの表示/非表示を切り替えることができます。また、タスクの追加や削除、日付や依存関係の変更など、プロジェクトの進捗状況を正確に把握するためのオプションも用意されています。

ガントチャートを活用して、ServiceNow ITBM のメリットを実感してください。

ServiceNow の計画立案コンソールにある ITBM ガントチャート機能を示す図

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